2013年10月9日水曜日

意図すること

師の言葉より・・・。

レッスンをやっていてもできているのかよくわからない、自分が変化しているのかよくわからない、ゆるしもできているのか実感がなくてわからないと感じているかもしれません。

自我の判断(できているできていない、変化しているしていないなど)というものはまったくあてになりませんし、自我はいつもわたしたちを錯覚させようとし、様々な囁きかけをしてきます。

あなたができるのは、あてにならない自我の声に耳を傾けないこと、確信をもってレッスンを行うことだけです。

わたしたちには神から受け継いだ創造力があるので、「意図」を発すれば、必ず創りだせます。

わたしたちが意図を発すればいかに簡単に創りだすことができるか、簡単に実験できるものを紹介します。

まず、左右の中指の第一関節と第二関節の線を合わせて手のひらを合わせ、左右の中指の長さを見ます。

どちらかが長ければ、長い方の指1点に集中して反対の指の長さと同じになるよう意図を発します。同じ長さであれば、一方の指1点に集中して伸びるようにと意図を発します。

意図を発したら、指にじっと集中するだけです。

変化を感じようとせず、集中するだけで何も考えなくて大丈夫です。

数分もすれば、自分が意図した通りの長さに指は変化しているはずです。

ここまでで起こったことは、

意図を1回発する→意識を全力で集中(意識を向けつづける)→変化が起こる

だけです。

ここでの肝は、指が伸びているかいないかわからないし感じられないけれど、とりあえず意図は発したら、知らない間に変化が起こったということです。

レッスンでもまったく同じことをやっているのです。

たとえば、朝その日のレッスンを読むとします。

各レッスンはその日の一文というのが一番最初にありますが、それを読んだ時点で、わたしたちは意図を発していることになります。

そして、その後、一日を通しての数回の数分のレッスンでは、意識を一点に集中するということを行っています。

意図を発し、意識を集中。

これを毎日毎日やっているので、わたしたちは気づかぬうちに意図を発しており、自分で変化しているかわからなくとも、レッスンができているのかわからなくとも、変化は確実に訪れるのです。

ただ、わたしたちは時間の幻想の中におり、時間をかけなければ変化は起こらないという概念があるため、変化が起こるまでにタイムラグがあるように感じることはあるかもしれません。

でも、レッスンを通して神からの言葉に意識を向けつづけて意図を発したときには、変化は確実に自ずと起こるものなのです。