師の言葉より・・・。
身体の不調でも、人間関係におけるトラブルでも、仕事上の悩みでも、わたしたちはそれらを“問題”として認識します。
でも、実在の世界では、本当の本当は問題は存在していません。
単なる出来事の連続があるだけです。
そこには、よいも悪いも本当はありません。
問題があったらそれをなくさなければ、すなわち問題は悪いものだと認識しています。
起こる出来事、目の前にあるものを問題だと見なした時点で、よいとか悪いという自我によるあてにならない判断が加わり、問題に力を与えることとなります。
たとえば、ヒーリング。
多くの人は痛みや不調があると思って、ヒーリングを受けるでしょう。
では、ヒーリングをする側(単なるパイプとなり、天地のエネルギーを通す人)は、どうしたらよいでしょうか。
ここで、ヒーリングをする側の人まで、痛みや不調を問題だと価値判断だと加えれば、そこに力を与え、問題は永遠に解決しません。
その事象を治そう(=それは悪いものだという判断)とはせずに、ただそこにあるものをあるんだねと認め、ありのまま感じつづけることに集中すれば、究極で言えば、問題はなくなります。
さらに、あなた自身も目の前の相手も完全なる神聖な存在(同じキリスト意識をもった存在)と見つづければ、同様に問題はなくなります。
完全なる神聖な存在と見ているときには、不完全だと見るのではなく、あなたも相手も完全に肯定された状態だからです。