師の言葉より・・・。
奇跡のコースには、あなたの人生を根本的に変えうる要素が含まれています。
でも、その過程においては、受けとり尽くせているのかわからない、自分が本当に変化しているのかわからない、自分はどこに向かっているのだろう・・・と不安になることもあるかもしれません。
人は、自分が変化できていると思っているときには変化できておらず、変化がわからないと悩みながらも歩みつづけるときには少しずつ変化しているものです。
自分で自分の成長はわかりませんが、このコースをやっているあなたは必ず変わりつつあります。
自然界を見てみましょう。
たとえば、DNAの構造はらせん状になっていますが、スピリチュアル的な成長も、このらせんの形とまったく同じで、一見上がったように見えてはまた下がったり、停滞したり。
でも、進んでいないように見えて、らせん状を辿っていけば、必ずちょっとずつちょっとずつ上がっていっています。
また、「三寒四温」という言葉がありますが、冬から春になるときも、暖かくなったと思うとまた寒くなりと、少しずつ変化していきます。
このように、自然界では寄せては返して、少しずつ少しずつ変化していくものなのです。
わたしたち人間の変化も同じなのです。
ただ、わたしたちの自我は、グレー色というのを受け入れにくく、白か黒かはっきりつけたがるという性質を持っており、目に見えて大きな変化がわからないと焦ったり苛立ったりするのです。
わたしたちがすべきことは光に向かって手を伸ばしつづけることですが、その過程においては一直線に進んでいくわけでなく、変化はわからなくても必ず光に向かって進みつづけているのです。
寄せては返してちょっとずつ変化するという自然界の法則を頭の片隅に入れておくと、レッスンに対しても日常においても、できないことを批判したりジャッジメントをくださなくなるかもしれません。
いつ花が咲くかはわかりませんが、あなたはすでに種はまいてあるのです。
あとは、あなたができることは、水や肥料を適度にやり、種を掘り返さないように待つだけなのです。
そして、あなた自身がいかに自分はできないし落ちこぼれだと自分自身に対してジャッジメントをくだしたとしても、神や聖霊はあなたを評価・批判することは決してなく、ただ大きな天意の中で、いつまでもあなたを待っているだけなのです。