2013年9月26日木曜日

幻想世界に生きる

師の言葉より・・・。

奇跡のコースには、今あなたが見ている世界を“幻想”だと言っています。

確かにその通りですし、完全に目覚めたときには、自我ではない楽しさや喜びや美しさに満ちあふれている実在の世界を観ることになります。

でも、「奇跡のコース」は、幻想だからといって現実世界のこと(仕事にしろ、家族にしろ、日常生活全般にしろ・・)を放棄してよいと言っているわけでは決してありません。

ちょっとイヤになることが続くと、どうせ幻想だから仕事だってどうでもいい、とか、汚れた部屋だって幻想だから掃除しないも~ん、とか、幻想だから身ぎれいにしなくたっていい、などと幻想を自我の都合のいいように使いたくなってしまうかもしれません。

これでは、奇跡のコースの本質と真逆になってしまいます。

奇跡のコースというテキストで学び、レッスンをし、現実世界において、どんどんゆるしを実践していくことがなにより大切になります。

現実社会において、次々とあなたの目の前にあらわれる人々やできごとに対し、ひとつひとつのゆるし(自我によって作られた幻想の解除)を実践することで自我から解放されていくのですから。