師の言葉より・・・。
あなたはスピリットであり、肉体ではありません。
肉体は、この幻想の世界で生きるための、単なる乗り物に過ぎません。
しかし、自我はあなたを肉体だと思わせようとして、ありとあらゆる手を使ってきます。
体の痛みや不調、お腹がすくという現象、病気やけがや死のリアリティも、わたしたちを肉体に縛りつけておくひとつの方法でしょう。
奇跡のコースが進んでいくと、本質の方のあなた、つまり、肉体ではないスピリットとしてのあなたを思いだしてゆくので、徐々に肉体に関して変化が現れるかもしれません。
たとえば、食べ物と肉体の関係について。
わたしたちは生まれたときから、食べなければ死んでしまうとか栄養不足になってしまうという共同幻想のなかに生きています。
でも、わたしたちがこの幻想世界で肉体を維持するのに必要なエネルギーは、本当はとても少ないのです。
わたしたちの食べなければ死んでしまうという“餓え”への無意識の恐怖によって、本当に必要な量がどれくらいかがわからなくなっています。
また、様々な怖れから、必要でないものを埋め合わせとして食べていることも多いでしょう。
レッスンが進むにつれ、気づかないうちに、これらの自我が解体されたり、怖れが消えていくことにより、あなたの体にとって必要なものや量が自然とわかるようになっていきます。
スピリットとしての徹底的に現実的なあなたの姿を認めたとき(あなたは肉体ではないと知ったとき)、この幻想の世界であなたが最も輝けるような最適な体に自然となっていくのです。
それに伴い、食べ物の好みが変わったり、なにもしていないのに体型が変わったりということもあるかもしれません。
※肉体がないとは・・・
たとえば、瞑想をしているときなど、一瞬でも体が消えてふわっとした感覚を体感されたことがあるかもしれません。あるいは、ただただ静けさのなかにいるような感覚であったり。
このようなものがわたしたちの本質であり、肉体は単なる容れ物、乗り物なのです。